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友人、水掛の呼び掛けで行ったスカイプ同時執筆企画で提出したものです。
実際は寝落ちして翌日提出っていうやらかし具合だったんですけどほんと申し訳なく思ってる。
テーマは「今」でした。

それで今って考えて真っ先に浮かんだのが写真で、あんな感じの話になりました。
作者は写真が大好きです。一瞬をありのままに切り取って閉じ込められる。記憶は脚色されたり薄れて消えてしまったりするし、絵も小説も日記もどうしても主観的なもので、実際とは異なります。絶対に。だけど写真は違う。写真は大切にしまっておけば脚色されることも薄れてしまうこともありません。
最近の技術は空の彼方にぽーいしてください。作中のカメラはライカとかのフィルムタイプを想定しています。
だから写真を選びました。
キーワードは写真、それをしまうあかがね色の布張りのアルバム。これなんであかがね色の布張りなのかっていうと、M.エンデの「はてしない物語」をみなさんご存じでしょうか?あのはてしない物語の装丁があかがね色の布張りなんです。
テーマは「今」。言い換えれば「一瞬」とも言えるのに持ってきたものは「はてしない物語」。私が大好きだっていうのも理由なんですが、「今」ってなにかと考えたときに答えはでなかった。はてしない先に答えはあるのかな?そう思って同じ装丁を選びました。
それと作中の彼の「「今」を「永遠」にしたい」その望みも込めて。

個人的に決めた作品の第二のテーマは「すれ違い」でした。
彼と彼女のすれ違い。望むものは近いのに、ベクトルは違う。
進んでるのに進みたくない彼と、止まっているけど進んでる彼女。表現するのうまくいかなくてやきもきしたところでもあります。

設定的には、今よりもっと先の未来で、環境破壊汚染がすすみどうしようもなくなってしまった世界でした。
汚染物質のせいで通路はすべて地下に移動し、外を移動するにはフルフェイスマスクが必要になり、結果、誰も外に出ようとしなくなった世界。
正直こんな未来が来る可能性は0じゃないと思います。
まぁ、もしそんな未来が私が生きているうちにきたとしても、私は何もできないでただただ日々を消化するだけになると思います。

彼視点だと壊れてるように見えるのは彼女だと思いますが、壊れてるのは彼だと彼女は思ってます。
精神的にきてるのは彼で、身体的にきてるのは彼女です。

恋人同士ではありません。
お姉さんと、慕ってなついている弟、みたいな関係ですね。

彼らがあの世界でどうやってすごしていくのか。
私にもわかりません。
がんばってがんばって、力尽きて落ちていくのかな。
そこに安らぎがあればいいなぁと思います。やりきったんだって満足感があればいいなぁと思います。
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